へール・ボップ彗星は、1995年7月23日にアメリカ人のアマチュア天文家、アラン・ヘールとトーマス・ボップによって発見されました。ヘール・ボップ彗星は、今まで観察された彗星の中でもトップクラスの明るさです。
平均直径は、10kmから20kmで水の氷の塵からなる塊、有名なハレー彗星よりもやや大きめな彗星です。一番地球に近づくのが1997年3月22日21時で、地球から約1億9700万km、太陽に一番近づくのが1997年4月1日12時で約1億3700万kmです。
写真に見られるように 彗星には2つの尾が見られます。青白く見えるのがイオンテイル。黄色みを帯びた光を放っているのがダストテイルです。イオンが太陽から吹き付けられる太陽風に吹き飛ばされてできるイオンテイルは、常に太陽と反対の方向に直線的にのびます。一方、彗星から飛び出したチリが太陽の光に照らされて見えるのがダストテイルです。
ヘール・ボップ彗星は、太陽のまわりを廻る周囲彗星の仲間ですが、ハレー彗星の76年周期に対して、約2550年ととても長い周期を持っています。今回のこの機会を逃したらもう見ることはできないんですね。
上の写真は、朝焼けの中に見えるヘール・ボップ彗星です。3月12日早朝に八ヶ岳公園道路で撮影したものです。ちょうど画面中央からやや左寄りに見える点がヘールボップ彗星です。3月21日現在、早朝日の出前の北東の空では、尾が上向きに、日没後北西の空では、尾が右横の方向に見られます。
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